女性に厳しい日本の社会

近年「女性が輝く日本」と叫ばれていますが、現状ではまだまだ男性中心の社会が続いています。

かくいう私も、若かりし頃は会社の中でいつも男女格差を感じていました。以前働いていた職場は「妊娠したなら退社は当たり前」という風潮でしたので、その流れで妊娠と同時に会社を辞めました。しかし心の底では「もっとキャリアを積みたい」という思いもありました。

世間の声を聞けば、産休がまともに取得できない会社は珍しくありません。ひどい時には、妊娠中のつわり等の不調が気に食わず、スタッフを退職に追い込もうとするマタニティハラスメントという悲しい事例も起きています。

女性たちの能力を潰してしまう日本の社会は、先進国の中ではかなり遅れています。働きたい女性たちの気持ちを踏みにじってしまうこの状況を、一刻も早くどうにかしなければなりません。

私は子育てが一段落してパートとして働いていますが、本当のことを言うと正社員でバリバリ働きたい気持ちがあります。「手に職を持ちたいな」と思い資格取得を考えましたが、仕事のブランクが長かったことも関係して、家事などの合間をぬって勉強をする気分にはなれませんでした。長らく仕事から離れた後にはじめから勉強するというのは、相当労力がいるものです。

しかし、私の友人は子育てをしながら看護学校に通い、今は看護師として働いています。そんな彼女のことを本当に尊敬しています。この前会う機会があり、話しを聞いてみると「働いても働いても楽にならない」と愚痴をこぼしていました。
彼女が一番苦労したと語ったのは、育児のこと。基本的に看護師は女性が多いため、産休・育休は一般企業に比べて取得しやすいものの、友人が働く病院ではそれが難しかったのだそうです。
病院は女性にやさしいというイメージとは裏腹に、実際には医療の現場はどこもスタッフ不足が深刻で、子供のために休みたくても休めないという看護師の切実な事情があるようです。

こうした状況を踏まえてみると、女性の負担は大きいなとつくづく感じます。
負担を軽くするためには、まず「家事と育児は女性がすべきもの」という見方を変えていく必要があるのではないでしょうか。男性を仕事漬けにしてしまう会社の在り方を改善し、男女共に平等に働きながら、男性も積極的に家事と育児に参加する風潮をつくる。こうすることで、家族の絆もより深まり、円満な家庭が増えていくはずです。

女性はもちろん、男性も育児休暇を取れる、さらに家事もお互いでカバーし合う体制をつくることができれば、女性たちがもっと自由に生きられる社会になると思います。